猫にしこり?病気のサインかもしれません
こんにちは。
大阪府箕面市の「山本動物病院」です。
愛おしく撫でていたネコちゃんの体に 気になるしこり を見つけたら……
「もしかして、がん?」と、不安に駆られる飼い主さまも多いのではないでしょうか。
しこりの場所や状態にもよりますが、重大な病気のサイン かもしれません。
猫のしこりについて、考えられる病気と原因、対処法についてお話しします。
しこりのほとんどが腫瘍であり、体に害のない良性腫瘍と命の危険を伴う悪性腫瘍(がん)に分類されます。
猫に多い悪性腫瘍としては、乳腺腫瘍やリンパ腫、肥満細胞腫、扁平上皮癌などがあげられます。
いずれも初期のうちは症状としてあらわれることは稀なため、触れるほどのしこりになってから気づくケースが多いようです。
しこりが赤く腫れていたり、痛みを伴っていたりしている場合は、緊急を要する可能性 が高いと言えるでしょう。
ネコちゃんの体にしこりを見つけた時点で、すぐに動物病院の受診をおすすめします。
飼い主さまがネコちゃんの食事や健康状態に注意をしていても、しこりはできてしまいます。
重要なのは、できるだけ早いうちに 病気のサインであるしこり に気づいてあげることです。
日ごろからスキンシップを兼ねて、ネコちゃんの体を優しく撫でてあげましょう。
また、メスのネコちゃんに多い 乳腺腫瘍 は、早めに避妊すると発症確立が低くなることがわかっています。
将来的な悪性腫瘍の発生を防ぐ意味で、選択肢のひとつとして検討してみてください。
愛するネコちゃんには、「いつまでも元気で健康に過ごしてほしい」と飼い主さまなら誰しもが願うものですよね。
万が一、腫瘍であるしこりが見つかっても、早めに対応できれば 適切な診断と治療によって完治するケースもあります。
山本動物病院は、獣医腫瘍科認定医 による専門的な診療と治療を行っている動物病院です。
かけがえのない家族であるネコちゃんのために、よりよい治療方法を提案させていただきます。