コラム|大阪府箕面市の【山本動物病院】犬・猫の腫瘍・リンパ腫・腫瘍科認定医

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コラムColumn

猫の腫瘍で多い肥満細胞腫ってどんな病気?早期発見する方法と対処法について

こんにちは。
大阪府箕面市の「山本動物病院」です。
 
猫の肥満細胞腫は、発症する割合が高い悪性腫瘍(がん)のひとつです。
肥満細胞腫は、皮膚にできる皮膚型肥満細胞腫と内臓にできる脾臓型肥満細胞腫消化器型肥満細胞腫の3つに分類されます。
 
なかには、その病名から「太っていると発病するの?」と肥満に関連していると勘違いされる方もいらっしゃいますが、決してそうではありません。
肥満細胞腫とは、いったいどんな病気なのかを知っておきましょう。
 
 

肥満細胞ががん化して発症する肥満細胞腫

肥満細胞腫とは、免疫細胞である肥満細胞ががん化する悪性腫瘍です。
 
猫の皮膚にできる皮膚型肥満細胞腫は、猫の皮膚腫瘍のなかでは発症する割合が高い悪性腫瘍です。
 
皮膚型肥満細胞腫の症状として、頭や耳にできる虫刺されのような小さなできものが特徴にあげられます。
小さなできもののような腫瘍は、一カ所のみに出来る場合や数カ所にわったってできる場合があります。
皮膚型肥満細胞腫は、腫瘍を切除する外科手術によって完治が可能な皮膚腫瘍のひとつです。
 
一方で、からだのなかにできる脾臓型肥満細胞腫と消化器型肥満細胞腫は、症状に表れにくいため注意が必要です。
ネコちゃんが「なんだか元気がない」「食欲がなく、体重が減った」など気になる症状があれば、動物病院で検査をしてもらいましょう。
 
 

肥満細胞腫は早期発見が重要

肥満細胞腫の原因は、残念ながらはっきりと解明されておらず、予防はとても難しいのです。
万が一、ネコちゃんが肥満細胞腫を発症した場合には、いち早く気づいてあげることが大切です。
 
皮膚型肥満細胞腫は、飼い主さま自身の手で触るとすぐに気づくため、日ごろからネコちゃんのからだに異変がないかを確認してあげましょう。
発症率が高まると言われている高齢のネコちゃんの場合は、特に念入りに確認してください。
 
 

ネコちゃんの皮膚やからだの異変はすぐに動物病院へ

肥満細胞腫は、ネコちゃんの皮膚やからだに異変を引き起こします。
ネコちゃんの小さな異変を見逃さず、早期発見、早期治療が重要と言えるでしょう。
 
 
山本動物病院は、獣医がん学会腫瘍科認定医Ⅰ種の専門医による腫瘍科を設置している動物病院です。
 
完全予約制で日曜も通常通り診療していますので、ネコちゃんの気になる症状があればご相談してください。
 


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