猫のワクチン|大阪府箕面市の【山本動物病院】犬・猫の腫瘍・リンパ腫・腫瘍科認定医

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休診日:金曜午後・水曜・祝日

※「午前診/午後診/変則日」などにつき
必ず『診察カレンダー』の方をご参照ください。

猫のワクチンCat Vaccine

猫のワクチンについて

箕面市桜井・山本動物病院

ワクチンは感染症を引き起こす病原体を無毒化または弱毒化して接種する薬液です。
ワクチンの接種によって、感染症を予防する免疫力をつけることができます。

ワクチンを接種したからと言って、感染症を100%予防できるわけではありません。
しかし、免疫力によって感染症の発症を抑える効果はもちろん、万が一感染しても軽い症状で済むメリットがあげられます。
また、他のネコちゃんに感染症をうつしてしまうリスクを避けることができます。

ワクチンを受けるタイミングについて

箕面市桜井・山本動物病院

子猫は、母猫の母乳に含まれる抗体によって様々な感染症から守られています。
しかし、成長するにつれ抗体は少しずつ減っていき、生後3ヶ月を過ぎる頃には消失してしまうと言われています。
子猫によって抗体が消失する月齢には個体差があります。
免疫力をつけるためには、子猫の体内から抗体が消失するタイミングでのワクチン接種が必要です。
子猫の体内に母猫の抗体が残っていると、ワクチンを接種しても抗体をつくることはできません。
したがって、最初に接種するワクチンはタイミングをずらして複数回に分けて接種すると、確実に抗体をつくれます。
子猫は、生後8週齢に1回目のワクチン接種し、12週齢に2回目、16週齢に3回目。 計3回のワクチン接種プログラムが推奨されています。

成猫の場合は1年に1回を目安に、まずは抗体価検査を受け、抗体価が低い場合だけ再度ワクチン接種を受けましょう。

猫のワクチンの種類

3種混合 単体
①猫汎白血球減少症〈猫伝染性腸炎)
②猫カリシウイルス感染症
③猫ヘルペスウイルス感染症(猫ウィルス性鼻気管炎)
※狂犬病

※「狂犬病」は、人間を含めてすべてのほ乳類に感染する感染症です。
犬のように接種は義務付けられていませんが、海外へ行く場合には、猫も狂犬病ワクチンの接種証明書が必要な場合があります。

副作用が心配。いつ打ったらよいかわからない。等のお悩みがある場合には、お気軽に当院までお問い合わせください。
猫ちゃんと飼い主様の生活環境をお伺いし、適切なアドバイスとご説明をさせていただきます。

猫の感染症について

3種混合ワクチンで予防できる病気について解説します。

  • 1
    猫汎白血球減少症〈猫伝染性腸炎)

    パルボウイルスが原因の感染症です。
    感染すると腸炎に似た下痢や嘔吐の症状がみられます。
    体を守る役割の白血球が減少するため、免疫力の低下を招きます。
    特に、体力がなく免疫力が低い子猫の場合は、感染すると命の危険を伴うため注意が必要です。
    パルボウイルスは、体外に排出されても自然環境のなかで長く生き延びるウイルスです。人の衣服などに付着して、気づかないうちに家のなかに持ち込まれる可能性もあります。
    室内飼いのネコちゃんでも、決して油断しないようにしましょう。

  • 2
    猫カリシウイルス感染症

    猫ウイルス性鼻器官炎とともに「猫風邪」として知られる感染症のひとつです。
    原因となるカリシウイルスによる主な特徴として、風邪のような症状のほかに口にできる口内炎や舌の潰瘍などの症状があげられます。
    口のなかの違和感や痛みでよだれが多くなったり、食欲が落ちたりと言った症状も特徴です。
    重症化すると急性の肺炎を引き起こすケースもあるので注意が必要です。
    一度感染してしまうと、回復しても長期間にわたって体外にウイルスを排出し続けます。排出されたウイルスは、自然環境のなかでも長く感染力を持ち続けます。

  • 3
    猫ウイルス性鼻気管炎(猫ウイルス性鼻気管炎)

    ヘルペスウイルスが原因の感染症です。
    「猫風邪」とも呼ばれ、感染すると鼻水やくしゃみ、発熱などの人の風邪に似た症状がみられます。
    涙や目ヤニに加えて、重症化によって肺炎を引き起こすケースもあるため注意が必要です。
    ヘルペスウイルスは、一度感染すると症状が改善しても体内に隠れており、免疫力が落ちると再び現れる特徴があげられます。
    見た目では元気そうなネコちゃんでも、ヘルペスウイルスを排出している可能性があります。

箕面市桜井・山本動物病院

大切な家族の一員である猫ちゃんの健康のため、ワクチン接種による感染症予防をおすすめします。
詳しくは当院までお気軽にお問い合わせください。


ワクチンは免疫が下がった場合のみ追加のワクチンが必要となります。
まずは抗体価検査を受け、抗体価が低い場合だけ再度ワクチンを接種しましょう。

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